CAMBRA(キャンブラ)とは、アメリカの歯科大学の65校中40校で採用されている信頼ある「虫歯管理法」です。虫歯の進行は、患者さま個々のリスク(どれだけ虫歯になりやすいか)とそれに対する防御因子(虫歯を防ぐ力)のバランスで変化します。
そのため、患者さま一人ひとりの虫歯リスクと防御因子を検査し、それに合わせた虫歯予防・虫歯管理を行うことが大切です。
科学的な根拠に基づいた治療・予防法を実施するために、当院ではCAMBRAシステムを採用しています。
「いろどり歯科・こども歯科室」では、
以下の流れに沿って虫歯予防を中心とした診療を行っています。
なお、痛みや腫れの症状がある場合は、まずは応急処置を行います。
現在の虫歯の状況や、過去に治療を行った箇所などをレントゲンにて診査します。
その後、カリスクリーン(お口の中の細菌の活動性を測定する装置)によって現在の虫歯リスクを数値で評価します。
また、必要に応じて詳細な細菌検査や唾液検査も行います。
これらの結果から、総合的な虫歯のリスクを4段階に分けて判定します。
A.ローリスク | 虫歯リスクは低い |
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B.ミドルリスク | 虫歯リスクは高くないが注意が必要 |
C.ハイリスク | 虫歯リスクが高い |
D.エクストリームリスク | 虫歯リスクが極めて高い |
それぞれのリスクの段階に分けて、最適な虫歯予防法を説明します。
日頃使用するケアグッズのセットを提案し、歯磨き法の指導、定期検診の間隔などを担当衛生士と相談します。